『ノルウェイの森』と、傷つくこと
秋がしみ、風の深いところにかすかに冬の気配を感じて、いいなと思う。このたった今、みなさんは何をしているだろうかなとこう書いて、電話の、あるいはパソコンの画面でこのりぼんを読もうとしてくれているんだろうなと思い、不思議な気持ち。わたしの今は、昼食を終えてコーヒーを飲みながらリビングでこれを書いています。左にはかぬれがねそべって、曇り、お隣さんには庭師の方々が来ていらして、草を刈る、あるいは吹き飛ばす音がひびいている、リビングで聴く音楽はいつもおなじで、なぜかなんとなくドビュッシー。今日は歌曲『艶なる宴』で、第1集の <声をひそめて> が好きなので、いろんな歌手のものを探してしまう。今日の発見はエミリー・ポゴレルツ。クリス・レイノルズのピアノもうつくしい。せつない。そうこうしていると、クリーニング屋さんができあがったものをもってきてくれる。家には「理想のトマト」というのを常備しており、いつもなんやかやを配達してくれる担当のみなさんにおみやでお渡しするのだけれど、トマトジュースのせいかとても喜んでくださる。クリーニングの担当のMさんは新入社員の男性で、溌剌として、大阪の甥っ子たちを思いだす。用事で誰かが訪ねてくるたび、かぬれは大喜びする。
This post is for paying subscribers only
Unlock access and see the entire library of paid-members only posts.
Sign up now
Already a member? Sign in
